『歴史教科書への疑問」

『歴史教科書への疑問」

歴史教科書への疑問―若手国会議員による歴史教科書問題の総括

日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会

歴史教科書の「従軍慰安婦」の記述をめぐり組織された「若手議員の会」。吉見 義明や西岡力、さらには「河野談話」の河野洋平や、談話発表に至る経緯を明ら かにした石原信雄など、本書が発行された平成九年当時の「慰安婦問題」の渦中 にいる人物の発言を読むことができる。特に興味深いのは「河野談話」に関して 現在完全に□を閉ざしている河野洋平の発言。「強制連行を裏付ける証拠はなか ったが、資料がないからといって強制連行もなかったとはいえない」と話してお り、さらにその後の質疑応答で河野洋平は、自民党の後輩である若手議員らから 徹底的に突っ込まれているのだ。会の主要メンバーには安倍晋三総理、中川昭一 政調会長など、現在の国政の中心人物の名前が-立つ。十年前、自発的にこのよう な会を組織して勉強会を開いてきた議員たちが、いま政権の中心にいることを思 うと感慨深いものがある。

日本人の歴史認識はいかにあるべきか。

教科書に端を発した従軍慰安婦問題などをめぐり、河野元官房長官や石原前官房 副長官、外政審議室室長や教科書課長など、民間では招き難い講師も招聘して開 いた若手議員の「勉強会」の模様を、緊迫した質疑応答も含めて初公開。

「近隣諸国条項」や「河野談話」などの資料も収載。

歴史教科書への疑問―若手国会議員による歴史教科書問題の総括